女性がソロキャンプを始めようと考える時、ネックになるのが「女ひとりで野外に宿泊して大丈夫なのか?」と言う防犯面での不安ではないでしょうか?
私もソロキャンプを始める時に考えましたし、周りからも大丈夫なの?と心配されました。
そこで徒歩ソロキャンプをしている私が、実際に行っている女性の防犯対策をまとめてみました。
目次
安全なキャンプ場を探す

防犯対策はキャンプ場を予約する時点から始まります。
実際にキャンプ場へ行ってみないと分からない面もあるのですが、事前に調べれる点もあるので、安易に近いから、安いからと予約するのでは無く、安全なのか?も考えてキャンプ場を選んでみましょう。
無料のキャンプ場は避ける

無料のキャンプ場は安くて良いのですが、管理人さんがいない場合が多いので荒れていたり、監視の目が無いのでマナーの悪いキャンパーさんが多いです。
また、夜も自由に出入りができるのでキャンプのお客さん以外の方が入ってくる可能性もあり危険性が増します。
女性一人であれば有料で管理されているキャンプ場がお勧めです。
夜もスタッフさんが駐在している

夜間は誰も居なくなるキャンプ場もあるので、できれば予約時に夜間もスタッフさんが常駐しているか確認してみましょう。
夜間もスタッフさんが居れば何かあった時にすぐ助けを求める事ができます。
私も初めて行くキャンプ場はスタッフさんが常駐しているか確認しています。
近くに人が居ると思うと寝る時の安心感が違いますよ。
近くに助けを求められる施設がある

夜間スタッフさんが常駐していない場合でもキャンプ場の近くに交番があればベストです。
交番が無くても24時間営業のコンビニがあれば心強いです。
私もキャンプ場を探す時に周辺地図を確認していますが、その時に場所だけ確認では無く、交番があれば電話番号も調べてメモしておきましょう。
何かあった時にすぐ電話できる様にしておかないと意味がありません!
キャンプ中の対策

実際にキャンプ場に着いてからの対策もいくつかあります!
高価な物は持って行かない

家を出る時の対策になりますが、そもそも盗られて困るような高価な物はなるべく持って行かない様にしましょう。
キャンプギア自体が高価な物が多いのでギアはしょうが無いのですが、必要以上の現金や高価な時計、アクセサリー類は持って行かない方が良いです。
私もキャンプの時に身に着けているのは、安くて汚れても良い物ばかりですし、現金も必要最低限とクレジットカードは1枚のみにしています。
尚且つ、持ち歩き用にボディバックを持って行くので現金、カード、スマホは常に身に付けてサイトに置きっぱなしにしない様にしています。
盗られたくないギアがある場合、サイトを離れる時はテント内に仕舞って鍵をかけておくのが良いでしょう。
家族連れ、若しくは人通りの多い場所にテントを張る

ソロキャンプをしたい人は静かな場所にテントを張りたいと思いますが、誰もいない所で一人夜を過ごすのはけっこう怖いです。
周りに家族連れが居た方が変な人も寄り付かないし、万が一何かあった場合に助けを求める事ができるので夜も安心できます。
逆に男性ソロキャンパーや男性グルキャンの近くは避けた方が無難だと思います。
お酒が入るとけっこう気が大きくなるのでテンションあがって絡まれると怖いです。
また、家族連れの近くが無理な場合はトイレの近くや炊事場の近くもお勧めです。
人通りが比較的多いですし、自分がトイレや炊事場を使う際にテントを離れる時間が少なくて済むので防犯面を考える時に良い場所だと思います。
SNSをタイムリーに投稿しない

ソロキャンだと特にSNSを使いたくなると思いますが、SNSをあげて場所や個人を特定されて現地に来られるのも怖いですが、自宅にいない事が知られて自宅を荒らされる。なんて事もあり得ます。
タイムリーにSNS投稿をしない方が無難です。
テントを離れる時は鍵をかける

トイレや炊事場の近くにテントを張れたとしても、お風呂やシャワーに行く時はどうしても長時間テントを離れる事になります。
そんな時は盗られたくないギアはテント内に仕舞って、鍵をかけた方が良いです。
鍵付き南京錠を使っている方もいますが、キャンプで使うならダイヤル式の鍵が便利です。
鍵付きだと鍵自体を失くす可能性があるので、私はダイヤル式の鍵を使っていて、暗証番号は忘れない様にスマホにメモしています。
寝る時の対策

初心者のうちは、真っ暗なキャンプ場で一人テントで寝るのはけっこう怖いです。
私はアラフォー女ですが、おばさんでも普通に怖かったです(笑)
そのうち慣れてくるものですが、慣れても万が一の為に防犯対策だけはきっちりして熟睡しましょう!
テントに鍵をかける

内側のジッパー部分にダイヤル式の鍵をかけて外側から開かない様にしておきます。
ナイフでテントを破られる可能性もありますが、そこまでされるのは稀だと思いますし、もしナイフで破られたとしても鍵無しですんなり侵入されるよりは時間稼ぎになります。
住宅での泥棒心理と同じですが、防犯対策がしてあって手強そうだと思われれば侵入される確率も下がるはずです。
就寝時も小さい灯りをつける

私は普段から真っ暗な中で寝れないのでキャンプで寝る時もランタンをつけるのですが、起きてるかもと思わせる防犯効果もあると思っています。
更に、何かあった時に真っ暗な場合は、これから記述する防犯対策グッズがどこにあるか分からず手に取れない可能性もあるのでテント内は小さい灯りをつけておいた方が良いです。
枕元に防犯ブザーを置く

防犯ブザーも持って行く方はいると思いますが、すぐ手が届く位置においておかないと意味がありません。
荷物の中に入れっぱなしとかは絶対ダメですよ。
異変を感じて目が覚めた時にすぐ手に取れる場所に置いておきましょう。
周りに異変を伝える事ができますし、侵入者を威嚇する効果も期待できます。
枕元に携帯を置く

防犯ブザーと同じく、携帯も異変を感じた時にすぐ手に取れる場所へ置いておきましょう。
そして、携帯には助けを求められる人、施設の番号を表示させておき、ワンタップで繋がる状態にしておきましょう。
私もキャンプ場の電話番号を入力しておき、何かあった時はすぐ繋がるようにしています。
夜間に管理人が常駐していない場合は最寄りの交番でも良いです!
枕元にナイフを置く

これを使う時は最終手段になりますが、キャンパーであればナイフを持っているはずなのですぐ取れる場所に置いておきましょう。
手元にあれば安心感はあります。
私のシュミレーションとしては、侵入者が入口の鍵でもたついている間に防犯ブザーを鳴らし、携帯で助けを呼び、ナイフを手に持って威嚇&応戦する。
と言う感じです(笑)
微妙だと思う防犯対策

ネットで調べるとソロキャンプ女子の防犯対策は色々出てきますが、その中で私が微妙だなと思っている対策をご紹介します。
靴を置いて一人じゃないアピール

まず、犯罪を犯す人は昼間から対象者を観察しているはずです。
あとテントのサイズや装備を見れば、ソロキャンプなのかグループキャンプなのかは判断がつくので、靴だけ増やしても意味が無いと思います。
もし、一人じゃないアピールをするのであれば、大きいテントを張って、ギアも最低2人分を想定して用意しておきましょう。
女子っぽいサイトの装飾を止めて女子じゃないアピール

これも、犯罪を犯す人は昼間から対象者を観察しているはずなので、あまり意味がないかな~と思っています。
女子っぽい感じを出して防犯意識が薄い、チョロい!と思われたらマイナスなので、肌の露出とかはダメだと思いますが、他の防犯対策を気にした方が良いと思います。
※怪我や虫さされに繋がるので、そもそも服装は露出厳禁です…。
もし、女子じゃないアピールをするのであれば男装して昼間から男だと認知される必要がありますね(笑)
まとめ

いかがでしたか?
初心者のうちは夜のキャンプ場は怖く感じます。
何かあってからでは遅いのでなるべく防犯対策はしておき、安心して、楽しくキャンプを行えるようにしましょう!