【徒歩キャンプ】獣に怯え、氷点下の朝。一歩成長のソロキャンプ@小板まきばの里

5 min

かなり暖かくなってきた4月上旬、去年8月オープンの「小板まきばの里」へ徒歩キャンプ!野営感たっぷりのキャンプ場で獣に怯えながらオーナーさんの気遣いに助けられ無事生還。自分の成長を感じつつ、小板まきばの里はまた絶対行きたいキャンプ場となりました。

小板まきばの里とは

住所〒 731-3835広島県山県郡安芸太田町大字小板
営業通年
予約公式HPより予約
小板まきばの里フロントデスク (makibavillage.com)

小板まきばの里は広島県と島根県の県境にある里山でオーナーおふたりが手作りしているキャンプ場です。自然豊かなキャンプ場ではありますが、トイレなどはめちゃめちゃ綺麗。そして里山の雰囲気も最高で散策も楽しめます。まだまだ造成中なのでこれからどんな姿になっていくのか楽しみなキャンプ場でもあります。

バスで小板まきばの里へGO!

小板まきばの里は都市部から離れた里山にありますがアクセスは悪くなく、広島市内からであればバス1本(約1時間30分)で行けます!

快適バス移動

綺麗になったバスセンター

小板まきばの里へは石見交通の広島新幹線口⇔益田駅前の連絡バスがあるので広島市内からであれば乗り換え無しのバス1本で行く事が出来ます。私は広島バスセンターから乗ったので所要時間は約1時間30分料金は1980円。観光バスの様な綺麗なバスで乗客も少なかったのでかなり快適なバス旅~(*´▽`*)

10時発の益田行きに乗るよ

ただし、バスのチケットは事前購入できず、ICカードも島根県内で使えるものしかダメらしく、降車時に現金で支払うしかありませんでした。私はキャッシュレス派なのでこの点はちょっと面倒だなと思いました。

観光バス旅気分(*´▽`*)
バスの車窓から@広島城

調べた道は通行止め・・

小板、到着~(*´▽`*)

バスを降りて辺りを見渡すと何も無い。Googleマップで検索して言われるがままに歩きました。が、なんと通行止めの看板…。一気に不安…。道を聞こうと近くの商店に入ってみるが誰もいない…。「すみませーん!」と声をかけるが誰も出てこない…。昼休憩中??ヘルプミー(´;ω;`)!!しょうがないので辺りをウロウロするが村人現れず。第一村人いずこへ…(´;ω;`)ウゥゥ

通り抜けできませんの看板が・・・(´;ω;`)ウゥゥ

やっぱり人が現れそうな先ほどの商店へ再度突入。「すみませーん、すみませーん!!」と大きめの声で再度トライ。すると商店のおばさまが!!回避道を聞くことができて一安心。遠回りですがなんとかたどり着けそう。

近くの商店。小板まきばの里から徒歩10分。

到着

かわいい案内看板

遠回りしながらも景色を楽しみながら歩くと看板を発見!なんか手作り感あってかわいい~。夏なら汗だくで死にそうになってたけど春なので歩くのも楽しめたよ。後々オーナーさんに聞いた話だと昨年8月にオープンして徒歩で来たのは私入れて2名のみ。やっぱりかなり珍しいらしい笑。私も広島で徒歩キャンパーって会ったことないからな。もうひとりの徒歩キャンパーが気になる(´_ゝ`)

チェックインはLINE

本日は飯場サイトに宿泊。奥はさんかく山

かなり珍しいのですが小板まきばの里はチェックインがLINEのオープンチャットです。事前にオープンチャットの登録をしておいて当日、到着しました。と連絡して入場します。私が予約したのは平日でお客さんが私しかいなかったので連絡したらすぐにお出迎えしてくれてサイトまで案内してくれました。料金や説明などは設営が終わった頃にサイトまで来てくれるのでこちらから動く事なく、完結します。なんて便利~。

里山をおさんぽ

すごいトコ来た!と感動した一本道

キャンプ場の説明時に周辺の説明もしてくれて、小板まきばの里通信なるものも頂きました。(ホームページに掲載されています!)周辺地図や今の時期どんな自然を楽しめるかなど、まとめてありキャンプ場だけでは無く自然や周辺の里山も楽しんで欲しいという感じが伝わってきました。

神秘的な神社

神社は風情あり!広島市内では見る事のできない一本道に突如として現れる木々の奥に鳥居が現れます。なんか神秘的(*´▽`*)。鳥居は厳島神社と同じ「両部鳥居」広島以外ではあまり見る事ができない珍しい形の鳥居です。

鳥居の両柱を支える部分があるのが両部鳥居だよ(*´▽`*)

完ソロ免れる

当日予約の方が来たので完ソロではなくなりました。

チェックインしてから辺りを見渡しても他にお客さんがいなかったのでもしかして!?とは思っていましたが、オーナーさんと話しているとやはり他にお客さんいないと。未だ未経験の完ソロを覚悟していたところ、当日予約のお客さんが来ました~。ε-(´∀`*)ホッ

日が暮れて・・・

昼間はシャツ一枚でも十分なくらいポカポカ陽気だったのに、日が落ち始めると急激に寒くなってきました。焚き火で暖まりながら夕食作りを始めます~

今日のキャンプ飯

ピンボケしてるけど豚キムチ

本日のキャンプ飯は豚キムチ食材は全部小分けにしてジップロックに入れて持参すると荷物軽減になって良い(^^)/~。しかも、私は洗い物も出したくないのでダイソーメステインにアルミホイル(百均のくっつきにくいアルミホイル)を敷いて炒めました。洗剤、スポンジを持参しなくて良いので荷物少なくできる!徒歩キャンパーさんにはおすすめしたい。

原木椎茸!う、うまい・・・(´_ゝ`)

原木椎茸狩り(1個100円)できるよ~。と誘って頂いたので一番大きい椎茸Get!シンプルにお醤油をかけて食べました。美味(*´▽`*)

焼きチョコマシュマロ

デザートは最近ハマっている焼きチョコマシュマロ。簡単で焚き火を有効利用できて、旨い!最高ですね。止まりません。

赤松での焚き火は盛大に燃えます

ちなみに、小板まきばの里では造成中に出る赤松の木を薪として販売しており、私は初めて赤松の木で焚き火をしました。この赤松の木、一気に燃え上がって明々と照らすのでとても綺麗です(*´▽`*)。戦国時代劇とかに出てくる松明(たいまつ)ってこの赤松を使用するそうですよ。木によって燃え方が違うんだ・・と勉強になりました。

獣に怯える

熊!?そんなわけないよね・・

オーナーさんと話していると、やはり熊、猪など野生の獣はいるとの事。(当たり前だよね・・)食べ物やゴミは放置しない事と、人間が居ると思わせる事も重要なのでラジオがあれば音を出しておく。ライトも夜通し点けておくのが良いとアドバイス貰いました。そんな事を思い出しながら焚き火を眺めているとすぐ後ろの山からザザザザ~と風では無い、明らかに生き物が動いている音が!!!!めちゃくちゃ怖い!!!本当に怖くて後ろ向いて確認とか出来なかったです!!

暗闇に光る私のテント

しばらくすると音が収まったので何も居ない事を確認し、ほっと一安心。気温もかなり下がってきたので焚き火を見届けてから早々にテントへ入ろうかなと考えていたらオーナーさんから「明日の朝はマイナス4度まで気温がさがる予報なので万が一の場合はセンターハウスへ避難してください。」とのメールが!!正直そんなに下がると思ってなかったので軽量化の為に今回は防寒対策を疎かにしていました。。失敗。。恐るべし春キャンプの寒暖差。。

オーナーさんの気遣いに助けられる

オーナーさんのメールに親切だな~とほっこりしつつ、獣と寒さに怯えながらテント内に籠ってしばらくすると、帰宅されていたオーナーさんがわざわざ見回りに来てくれました!!「ご近所さんが子熊を目撃したと言っていたので灯りは必ず付けて就寝してください。寒さに耐えれなくなった場合は本当にセンターハウスへ避難してくださいね。」と念押しで言ってくれました。徒歩キャンパーは逃げ場がないのでとてもありがたいお言葉!!逃げる場所があると思うと落ち着くことができて、なぜかいつもより熟睡できました(笑)

一歩成長の朝

夜は獣が闊歩していたであろう、さんかく山で朝さんぽ♪

獣の気配に怯え、寒さに耐えた夜!(意外に熟睡でしたが・・・笑)目を覚ましてテントを出ると、なんだか徒歩キャンパーとしてひとつレベルがあがったような気がしました((´∀`))

まさかのマイナス6度

霜と言うより凍ってる!?

朝起きて外に出ると辺り一面が霜で真っ白に( ゚Д゚)!テントはバリバリになってるからほぼ凍ってる感じでした。私の徒歩キャンプの中で間違いなく、一番寒い朝!でもこれを乗り越えたと思うとなぜか達成感が沸き起こってきてルンルン気分・・笑!不思議な感覚です。

凍ってる水道。なんか可愛い。

トイレに行くと水道が凍ってる!リアルな凍ってる水道は初めて見ましたー!マイナスの世界ってこんな感じなのか・・と炊事場の温度計を見るとマイナス6度でした( ゚Д゚)!

葉っぱもこんな感じ

朝のおさんぽ

朝日が眩しい一本道

小板まきばの里はまだ朝日が差し込まず寒かったのですが、散歩に出かけると朝日に照らされてぽかぽか~。マイナスの世界で冷えた体が温められていきます。太陽は偉大(*´▽`*)

朝日に照らされる参道が神々しい
牛さん

また行きたい小板まきばの里

もうちょいで朝日が来る・・

今回の徒歩キャンプ、総評としては大満足のキャンプとなりました(*´▽`*)!獣の気配とマイナスの寒さを経験したのは大きかった。今年は冬キャンプできそう!今回の経験を基に装備も強化していきます。そして小板まきばの里は周辺の自然も含めてとても良いキャンプ場でした。まだ造成中の手作りキャンプ場なので今後が楽しみなキャンプ場です!

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